特別展「国見山廃寺における建築・瓦」開催中!
北上市立博物館本館では、今年度後期特別展「国見山廃寺における建築・瓦」を開催中です。
平泉に中尊寺がつくられる150年ほど前、北東北で隆盛を誇っていたお寺が北上市稲瀬の山中にありました。今では礎石しか残っておらず、正式な寺の名前もわらないため「国見山廃寺」と呼んでいます。
この寺の存在が明らかになったのは昭和11年、道路工事のため山肌を削っていたところ古代の瓦の破片が見つかったことがきっかけです。江戸時代にはすでに、この山に昔「あらゆる寺の頭」と目されていた大きな寺院があったという伝説が流布していました。見つかった瓦は古代の役所や寺院でしか用いられない文様がついていたため、伝説の大寺院は本当にあったのでは?と注目されることとなります。
いったいどのようなお寺だったのでしょうか。
長年この謎に挑んできた岩手県建築士会北上支部の皆さんのご協力を得て、この特別展では国見山廃寺の堂塔復元図をすべて展示します。この復元図の作成にあたっては、古代建築の専門家である国立歴史民俗博物館名誉教授の濱島正士先生が指導、監修にあたっています。
この特別展で、往時の国見山廃寺の姿を想像してください!
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特別展「国見山廃寺における建築・瓦」
詳細は公式ホームページやツイッターをご確認ください。
開催期間 | 2021/10/16~2021/12/26 |
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開催時間 | 博物館開館時間 午前9時から午後5時まで 最終入館時間 午後4時30分まで |
開催場所 | 北上市立博物館本館 |
住所 | 北上市立花14-59 |
駐車場 | みちのく民俗村と共用(18台) |
アクセス | JR北上駅からタクシーで10分。自家用車の場合、県道14号沿い「展勝地」すぐそば。 |
料金 | 一般500円、高校生240円、小中学生170円 |
お問い合わせ | 北上市立博物館 電話0197-64-1756 |
HP | 公式HPほか、関連サイトはこちら
※イベント情報は変更になる場合があります。詳細は公式ホームページをご覧ください。 |