農業科学博物館 企画展「みの(蓑)と けら(螻)」
「みの(蓑)」や「けら(螻)」は、ワラ(藁)、カヤ(茅)、スゲ(菅)、シナノキ(科の木)など植物の茎や皮、葉などを用いて作った、主に雨具のことです。
雨よけのほか、日よけ、防寒、衣服が泥や水で汚れるのを防ぐためにも着用しました。また、荷物を背負う時に用いてクッションの役割も果たしたほか、農作業の合間の休憩時には野外で座る時の敷き物にもなり、時には晴着として外出しました。
みの帽子や笠、胸当てなどと併せて着用するもの、防寒用にみのと帽子が一体化したものなど、変化に富んでいます。材料のみならずその編み方、作り手や地方によってもさまざまな特徴があり、こった装飾のものまで存在します。
昔の雨具は、みのと笠が主体で、主に雨の多い梅雨時や冬の期間の仕事として、各自が手作りをしていました。
現在では、雨具の進化により、日常生活で目にすることはありませんが、岩手県内に残っているナモミやスネカなど小正月の来訪神行事の際には必ず着用されており、伝統文化として現代に受け継がれています。
今回の企画展では、今ではなかなか目に触れることがない、当館で保存している多くのみのやけらを紹介します。
開催期間 | 2022/1/4~2022/6/30 |
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開催時間 | 開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで) 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は直後の平日) |
開催場所 | 岩手県立農業ふれあい公園 農業科学博物館 |
住所 | 北上市飯豊3-110 |
駐車場 | 大型バス 12台、普通車 240台、身障者用 5台 |
料金 | 入館料:一般 300円、学生 140円、高校生以下 無料 ※団体割引(20名以上)があります。 |
お問い合わせ | 岩手県立農業ふれあい公園 農業科学博物館 TEL:0197-68-3975 |
HP | 公式HPほか、関連サイトはこちら
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